【協働学習 犯しがちな失敗】⑦

★学級崩壊じゃないよね…?


(授業中)

子どもたち:
ワイワイ・・・ガヤガヤ・・・
「あはは!なんだよそれ。」
「えっへっへ。」
「(大きな声で)だってこれはさあ!」
「すげ~!!がはははは!!」

教師(心の声):
 …これってちょっと良い雰囲気じゃないよなぁ…
 学びが深まっているようには見えないし。
 ちょっと注意をしたほうがよさそうだな…

教師:
 「みんな~。ちょっといいかぁ~?」

子どもたち:
 ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ 

教師:
 「お~い…!」

子どもたち
  ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ 
  ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ 

教師:
 「おい!!お前ら!!いい加減にしろ!!」
子どもたち:
 「シ~ん・・・。」

【何がだめなんだろう…?】

協働学習では子ども達が自ら意志をもって動き出します。
教室を見ると、子どもたが立ち歩き、一人一人がバラバラに学んでいます。(学んでいるように見えます)
この状態を、何もわからない人が見たら「学級崩壊」と見間違えるかもしれません。
しかし、当たり前のことですが「協働的な学び」と「学級崩壊」はまったく別の状態です。
子どもたちが「グループ」(群れ)の状態が「学級崩壊」
子どもたちが「チーム」(団)の状態が「協働学習」なのです。
ではどのような視点で授業を見ればクラスの雰囲気が良いのか、崩れかけているのかを見分けることができるのでしょうか?
それは簡単です。

教師が話をする時の子どもたちの様子を見ればいいのです。

「みんな…ちょっといいかな?」
大きな声でなくてもかまいません。
普通の声で教師が話を始める時、一瞬で子どもたちの視線が教師に集まるかどうか?
ここが大切です。

崩れかけているクラスは教師が「静かに」と言っても子どもたちは静まりません。
例え力で静かにさせても、子ども達の視線は泳ぎます。
しかし、学び環境が出来ているクラスはそんなことはありません。
教師が「ストップ!」と言った瞬間に静かが創られます。

これは躾とか、そういうレベルの話ではありません。
「先生が口を開く時は必ず自分たちの学びを高めるヒントがある」
そのように子どもたちが感じられているかどうかなのです。
子どもたちにそれを感じさせるためには、
教師自身が自分の語りに「魂」を込めなければなりません。
「この言葉で必ず子ども達の学びを引き上げる!」
「子どもたちに必ず自分の思いを伝える!」
そのような強い信念が必要でしょう。
子どもたちの成長に繋がらない話をべらべらしていては
子どもたちが教師の言葉に耳を傾けなくなります。

目を伏せている。
何かをしながら話を聞いている。
目が泳いでいる。
ニヤニヤした表情をしている。

そんな子がいたら
「先生は今本気で話している。だから君も本気で聞いてほしい。」
と伝えているでしょうか?

「子どもたちをさらに高めたい」
教師自身に流れるそのような思いを感じ取った時、
子どもたちは本気で耳を傾けるのです。
子どもたちが「主体的」に学ぶことと
子どもたちが「自分勝手」に学ぶことは全然違うものです。

教師が一瞬で子どもたちの視線を引きつけられるか。
そこに「協働学習」か「学級崩壊」かを見極めるヒントがあるのです。


↓あれもだめ!これもだめ!に続く

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