「自立」に向かう話し合いを創るために⑦

(7)低学年への語りかけって? 幼い子のトラブルの時に決まって耳にするセリフがある。 それは 「ごめんね」 「いいよ」 というもの。 ケンカのあとのお決まりのセリフ。 しっかり謝る。 しっかり許す。 これをしっかりと学ばせたいものですね。 このやり取りはそういう気持ちのもとに展開されている教育なんでしょう。 それを言わせる気持ちはわかるよね…

続きを読む

「自立」に向かう話し合いを創るために⑥

(6)告げ口から話し合いへ 「先生。◯◯くんがね…」 このように人のやっていることをいちいち教師に告げ口にくる子はどのクラスにもいるもの。 こういう子は、問題の解決を人(教師)にまかせている。 つまり、話し合いか逃げているのだ。 このような子が「告げ口」に来たとき、 それを「チャンス」と捉えられるかどうかで、クラスの成長度は変わってくる。 とはいっても… 「先生。…

続きを読む

「自立」に向かう話し合いを創るために⑤

(5)前を向いているか、後ろを向いているか? 「ゴールを見つめ」て「わたしメッセージ」を用いてもなおうまくいかない時があります。 その時、大切になってくるのが2つ目の視点だ。 それは 「前向きな話し合い」か? 「後ろ向きな話し合い」か? ということ。 さっきあげた悪い話し合いの例。 A「ねえ。どうしてあの時あんなことしたの?」 B「えっ?だってそっちがあの…

続きを読む

「自立」に向かう話し合いを創るために④

(4)あなた(you)メッセージ・わたし(I)メッセージ A「ねえ。どうしてあの時あんなことしたの?」 B「えっ?だってそっちがあの時こんなことしたからじゃん。」 A「えっ?ちがうよ。あれはそっちがあんなこと言ったでしょ!」 B「はっ?そんなこと言ってないし!」 A「ぜっったい言った!!」… この話し合いにに足りないものとはなんでしょうか? 2つ目に挙げられるのは …

続きを読む

「自立」に向かう話し合いを創るために③

(3)話し合いを前進させるために大切なことを語る 「トラブルが起きる」=「だめなこと」 と捉えているうちは、話し合いはうまくいかないものです。 「トラブルが起きる」=「当たり前」のこと それを乗り越えようとすることが成長への一歩なんだ。 そんなことを語り続けて、価値として形成されるにつれて話し合いはうまくなっていくのです。 しかし、価値をいくら語っても、話し合いがう…

続きを読む

「自立」に向かう話し合いを創るために②

(2)向き合うことの価値を刻む まず初めに大切なこと。 それは、「向き合う」ということに対する価値を形成していくことです。 新年度、どのクラスにも語ることがあります。 それは 「素晴らしいクラス」とはどんなクラスか? という話です。 「素晴らしいクラス」 とはどういうクラスだと思う? 子どもたちに聞くと様々な答えが返ってきます。 「仲がいいクラス」 「チーム…

続きを読む

「自立」に向かう話し合いを創るために①

「自立」に向かう話し合いを創るために (1)トラブルを成長へ 人と人が集まる場所にはトラブルがつきものです。 学校という場も同じ。 子どもと子どもが互いにぶつかり合う場面はどの教室にも見られるものです。 …数年前の出来事 「先生!A君とBちゃんがケンカしちゃいました!」 昼休みが終わり、 「掃除やるぞぉ~!」と意気込んで教室に入ってきた私の耳にこんな声が。 みる…

続きを読む

話し合うほど仲が悪くなる原因

教育の最終ゴールは「自立」。 だからトラブルが起きても、自分たちで解決できるようになってほしい。 …ということで、ケンカをしてしまっても自分たちで話し合いをさせてきた。 でも、この話し合いがうまくいく時と、うまくいかない時があるんだな。 1学期なんかは、その話し合いの文化がないからもう大変。 話し合いをさせると、逆に仲が悪くなったりする。 でも、学級に「話し合い」というも…

続きを読む

世界を広げる2つの可視化

子どもたちを成長させていくためには「距離を広げる」ということが大切。 これは前に書いたんだけど それをどうやって体現させていくか?っていうのが難しい。 今回は、その感覚を授業でどうやって子どもたちに感じさせていくかという話。 例えば、 ・誰とも関われずに、1人ぼっちで学んでいる子 ・仲良しグループの子とは関われるけど、そうでない子とは関わろうとしない子 ・頭はい…

続きを読む

続けられるのはなぜ?

何かを続けていくために必要なことってなんだろうか? やっぱり「楽しさ」だろうか? う〜ん。 でも初めはさっぱり楽しくなかったのに、いつの間にか楽しくなっている時だってあるよな。 そう考えると入り口は「楽しさ」ではない時もあるよなぁ。 「楽しい」から「続けられる」という時もある。 「続けていく」うちに「楽しく」なっていく場合もある。 「継続」へ至る入り口は1つで…

続きを読む

(□-□)✧ ②

(4)なんのために学校にいくの?? (□-□) ゆきお。 ずばりきくぞ? 学校ってなんのためにいくんだと思う? ( ̄0 ̄) えぇ~。 学校?? そりゃ勉強するためなんじゃない? 担任の先生もいつもいってるよ。 「勉強しろ」「勉強しろ」ってうるさいんだよな。 (□-□) うんうん。 普通そう考えるよな? でも、本当にそうか? 勉強するだけだった…

続きを読む

(□-□)✧ ①

(1) 「なぞのこえ」 ( ̄0 ̄) ↑彼の名は「ゆきお」 勉強がだいっっっきらいな小学5年生。 口ぐせは「めんどくせー」 なにをやるにもこの言葉が飛び出す。 宿題なんて「めんどくせー」 勉強するより、となりの子に頭を下げて見せてもらった方がましさ! という考えの男の子。 今日もゲームに夢中になるゆきお。 お母さんの 「いいかげんにもうねなさい」 という言葉を無…

続きを読む

「距離の広がり」=「成長」なんじゃない?

「大人だなぁ」と感じる子。 「子どもだなぁ」と感じる子。 この違いってどこから生まれるの?って話。 この違いってどこから生まれるのか? それは自分と世界との「距離」の捉え方なのだと感じるんだよな。 自分と世界の距離を広げていくこと。 これが「成長する」ということなんだと思う。 幼い子どもたちは「自分」と「世界」の距離が短い。 「自分」=「世界」なのだ。 「…

続きを読む

歩み(3校目・『学び合い』との出会い編)

7、いざ小学校へ 小学校教師としての毎日が始まりました。 私の担任する子は小学5年生。クラスの半数近くが妻が担任した子どもたちです。 この子たちと初めて対面した時感じたこと、それは 「なんてかわいいんだ」 ということです。 この心境の変化は自分をも驚かせました。 なにせ私は「子どもがかわいいと思えない」という悩みを抱いて小学校へ異動したくらいなのですから。 私の言うことをじっと聴…

続きを読む

歩み(2校目・小中一貫校編)

5、子どもは教師の手のひらにのせるもの? 新しく異動した学校はどこもかしこもピッカピカ。 新品の校舎は私の心をわくわくさせました。 小中一貫校ということもあり、小学校と中学校が同じ校舎でつながっています。 しかも、職員室は小中の先生が一緒なのです。 初年度は私は中学校一年生担任をしていたため、すぐ後ろが小学校6年生の先生方という環境でした。中学校教師でありながら、小学校の息づかいを感じ…

続きを読む

歩み(初任校編)

1、学校の先生になりたい 「大きくなったら学校の先生になりたいな」 漠然とそんな想いを抱き始めたのは中学校2年生の頃でした。その当時担任だったK先生は大学を卒業して2年目の国語の先生でした。いつも明るく、いろんなことを教えてくれる。常に自分たちに寄り添ってくれる「アニキ」のような存在でした。K先生は私をとてもかわいがってくれました。今思えば誰にでも優しく接していたのでしょう。しかし、私にはそ…

続きを読む

気になるあの子への語り

学級を成長させていく上で大切になってくること。 それは「相手を理解しようと努めること」だ。 もちろん100パーセント、相手を理解することはできない。 しかし、相手を理解しようと努力することはできる。 しかし、それが非常に難しい。 協同学習を進めていくと、それぞれの個性が浮き彫りになる。 ゴールは示すが、そこへ至る道筋は子どもたちに任せられるからだ。 子どもたちを見つめている…

続きを読む

「学びのカリキュラム・マネジメント」にいたるまでの道筋

★教師として必要な想い 「良い授業をしたい!」 そんな想いを抱きながら毎日悪戦苦闘し続けていた20代。 「わかった!」「できた!」「なるほど!そういうことか!」 そんな子どもたちの声が聞きたくてがむしゃらに突き進む毎日でした。 毎晩遅くまで教科書とにらみあい、明日の授業をイメージします。 「まずこれをやり、次にこれを確認して、発問は…」 流れをイメージしていくうちに少しずつ授業…

続きを読む

「見せしめ」の可視化

【可視化の功罪】 ん?という違和感を感じる。 2学期終了間際に行った国語の授業での話。 「熟語」の単元。 二字熟語には4つのタイプがあることを学ぶ。 しっかりとそれを学んだ後に熟語集めを行った。 子どもたち、わいわいと楽しみながら辞書を引く。 4つのタイプに分類しながらたくさんの熟語を見つけていく。 しかし、その中に数名なかなか調べが進まない子がいた。 おしゃべり…

続きを読む

★重版出来!★

冬休み早々嬉しいお知らせが入る。 おお。今年最後に 今年の夏に出版された 「子どもの書く力が飛躍的に伸びる 学びのカリキュラム・マネジメント」 が重版となったとのこと。 読んでくださった方々。 本当にありがとうございます。 思えばちょうど一年前の冬休みは、この本の執筆中でした。 編集さんとみゆき会の3人で、ごにょごにょ相談しながら楽しく書き進めた本。 漫画家さん…

続きを読む

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
にほんブログ村

最近の記事